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☆いよいよ年の瀬。慌ただしさに気持ちも焦りがちになりますが、忙しい時こそゆったりとコーヒーを楽しむ時間を大切にしたいものです。豊かに香り立つ温かな一杯は、張り詰めた気持ちを優しく解きほぐします。キョーワズコーヒーでは、冬の贈り物に最適な逸品をはじめ、選りすぐりのコーヒーをご用意してお越しをお持ちしております。
☆前号でご紹介した神戸港（大輪田の泊）の改修で知られる平清盛は、武士として初めて太政大臣になった人物です。その清盛が神戸に都を構えようとしたことをご存じでしょうか？ 清盛が現在の神戸市兵庫区一帯にあたる福原京に遷都を強行したのは1180年のこと。しかし、源頼朝の挙兵をきっかけに清盛はわずか半年で京都へ戻り、3ヶ月後に熱病に倒れて64歳の生涯を閉じています。
☆遷都の夢は叶いませんでしたが、平家一門が邸宅を構えていた兵庫区には、清盛の弟・頼盛の山荘跡とされる「荒田八幡神社」、平家一門の氏神であった安芸国（現在の広島県）の厳島神社を勧請した「厳島神社」、清盛が人工島の経ケ島を築造する際に、海の音を聞きながら計画を練った山寺があったと伝えられる「祇園神社」など、平家ゆかりの歴史スポットが数多く点在しています。また、清盛が出家の際に剃髪したとされる「能福寺」には、かつて奈良、鎌倉の大仏と共に日本三大大仏といわれ、平成3年に再造立された高さ11mの兵庫大仏が鎮座しています。
☆一方、神戸市須磨区の辺りは、源平合戦の舞台して知られています。須磨寺の通称で呼ばれる上野山福祥寺の境内には、源平合戦の数々の遺跡やモニュメントがあり、宝物館では平敦盛が熊谷次郎直実に討たれるまで身につけていた「青葉の笛」などが展示されています。一方、須磨浦公園は、一ノ谷の合戦の戦場として知られる鉢伏山と須磨浦海岸一帯に広がる自然に恵まれた公園です。園内には高さ約3.5mの「敦盛塚」があり、1286年に北条貞時が平家一門を供養するために建立されたと考えられています。
☆12月6日から17日は、阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂の意を込めた「神戸ルミナリエ」が催されるなど、神戸のまちが華やぎを増すシーズンです。歴史散策の折には、ぜひ荘厳な光に包まれる旧居留地エリアにも足をお運びください。「歴史街道を歩く」の近畿編は今回で終了。新年号からは九州編がスタートします。どうぞご期待ください。
☆コーヒーをいれた後に残るコーヒーかすが、暮らしのさまざまな場面で再利用できることをご存じですか？ コーヒーかすには強い脱臭作用があり、灰皿にそのまま入れておけば臭い消しになります。また、大きめの皿などに広げて天日に1〜2日間干すか、電子レンジで加熱して乾燥させれば、使い途はぐんと広がります。生ゴミの袋にひとつかみ入れたり、布か不織布の袋（ダシ取り用の袋やお茶用のティーバッグなど）に入れて、下駄箱、冷蔵庫、トイレなどの消臭剤として活用してください。さらに、コーヒーかすには適度な油分が含まれているので、しっかり乾燥させて布袋に詰めればフローリングの床磨きに使えるほか、針山に詰めると針の錆を防ぐ効果も期待できます。コーヒーを楽しんだ後は、コーヒーかすを再利用。環境に優しいエコな暮らしのためにも、ぜひ一度お試しください。
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