☆この夏は、お盆休みに帰省されるご家族や、遠くから訪ねてくる方々を、ぜひ選りすぐりのコーヒーでお迎えください。交通機関の冷房で身体が冷えた方には香り高いホットコーヒー、炎天下を訪ねてきてくれた人にはキリリと冷たいアイスコーヒー。豊かな味わいに、きっと移動の疲れも解消することでしょう。

☆今回は、世界遺産の高野山や熊野古道をはじめ、数々の歴史スポットが点在する和歌山を訪ねます。



☆万葉集の中には和歌山を詠んだ歌が107首あります。中でも、とりわけ多くの歌人や旅人に愛されてきたのが和歌の浦。この地に行幸した聖武天皇は、美しい景色に感動し、景観を警備する番人を置いたそうです。また、同行した宮廷歌人の山部赤人は「若の浦に　潮満ち来れば　潟を無み　葦辺をさして　鶴鳴き渡る」という有名な歌を詠んでいます。和歌の浦の海岸周辺には随所に歌碑が建ち、ここが万葉歌人ゆかりの地であることを実感できます。また、万葉集に関する展示が充実した「万葉館」もあります。

☆和歌の浦の絶景を見下ろす名草山の中腹にあるのが名刹・紀三井寺。境内には、寺名の起源となった三井水（清浄水、楊柳水、吉祥水）が今なお流れ、室町時代建立の多宝塔や楼門、鐘楼などの重要文化財が建ち並んでいます。また和歌の浦周辺には、地中海の港町をイメージしたテーマパーク・和歌山マリーナシティ、黒潮市場、温泉などもあり、休日のさまざまな過ごし方が楽しめます。一方、和歌山、奈良、三重の三県にまたがる北山川では、伝統の筏流しが体験できるほか、ウォータージェット船に乗って瀞峡の渓谷美を楽しむことができ、暑い季節におすすめです。

☆和歌山を代表するお土産といえば、まっ先に挙がるのが梅干し。皮が柔らかく果肉が厚い南高梅は、ふっくらとした梅干しに仕上がるのが特長です。また、和歌山県有田郡湯浅町は醤油の発祥地として知られ、コクがある醤油は、お刺身などを食べるのに最適です。和歌山ラーメンが豚骨醤油味なのも、和歌山が醤油発祥地であることと何か関係があるかもしれません。次回は、大阪を訪ねます。

2005年4月号の「素敵なあなたに」でご紹介した、キョーワズコーヒーの久御山工場で栽培中のコーヒーの木、バリ島メンガニ村・アラビカ種が白い花をつけました。2004年7月の植え付け時には、小さな生豆だったのが、こんなに育ってスタッフも感激。これからもこの紙面で皆様に成長の様子をお知らせしていきます。どうぞお楽しみに。

☆夏バテ予防に効果的なのが昼寝。最近ではそのヘルシー効果が認められ、昼寝の時間を設けている学校もあります。コツは15〜20分の短時間で済ませることで、長く眠ってしまうと逆効果。そこでおすすめなのがコーヒーです。カフェインの目覚まし効果は飲用後約30分で現れ始めるので、コーヒーを飲んで15〜20分昼寝すれば、目覚める頃にはカフェインの作用ですっきり。ぜひお試しください。