☆趣味、スポーツ、おでかけなど、アレコレと活動的に楽しみたい季節です。中には、ゴールデンウィークの過ごし方を考えているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。休日を存分に楽しむためには、情報収集と計画が肝心。春のお楽しみプランを立てる際には、ぜひお気に入りのコーヒーをおともにどうぞ。コーヒーに含まれるカフェインや香り成分でココロとカラダがリラックス＆リフレッシュして、きっと素敵なアイデアが浮かんでくるはずです。

☆今回は、キョーワズコーヒーの本社と工場がある京都の久御山町から、自動車でも、バス・電車でも30分〜1時間の距離にある古都・奈良を訪ねます。



☆奈良は平城京がおかれていたところで、世界遺産をはじめ数多くの歴史スポットがあります。中でも、“奈良の大仏さん”でよく知られているのが東大寺。世界最大級の木造建築の大仏殿の中には、高さ約15m、重さ252トンもの盧舎那仏（るしゃなぶつ）坐像が安置されています。東大寺の境内にはこのほかにも、南大門の運慶・快慶作の金剛力士立像、三月堂、二月堂など、たくさんの見どころがあります。また、東大寺の周辺には国宝建築が並ぶ興福寺や万葉集に登場する約300種の草花が植えられた神苑で知られる春日大社など、一度は訪れたい名所が盛りだくさん。一帯は奈良公園として整備され、奈良のシンボルともいえる鹿たちが遊ぶのどかな光景も、魅力のひとつです。
☆また、のんびりと散策を楽しみたいという人には、猿沢池の南に位置するならまち（奈良町）がおすすめです。入り組んだ細い道路に面して江戸、明治、昭和前期の伝統的な町家が建ち並び、気持ちがほっと落ち着くような町並みを見せています。最近では、昔ながらの雰囲気を大切にしながら、町家が飲食店や雑貨店としても活用されるようになり、奈良の新しい観光スポットとして注目を集めています。

☆奈良は2010年に平城遷都1300年を迎えます。これを記念して、食べ物・味覚の面から奈良をアピールすべく創設されたのが「奈良のうまいもの」です。平成15年度には全国から応募のあったレシピやアイデアをもとに創作された7品のうまいものが創作され、現在、奈良県内の130以上の店鋪で販売されています。また昨年末からは、「大和の茶がゆ」をはじめ、243点の郷土料理の中から選ばれた16品に、奈良の特産品を使った料理を盛り込んだメニューが、ホテルやレストランなどの朝食・夕食メニューに登場しています。グルメ派のあなたは、要チェックですね。次回は、飛鳥を訪ねる予定です。

☆1970年4月13日のことでした。ヒューストンから宇宙へと打ち上げられたアポロ13号は、酸素タンクの破裂というトラブルに見舞われます。乗組員たちは地球への帰還を急ぎますが、無事に帰るためにはエネルギーを節約する必要がありました。そこで、宇宙船内の電源が落とされました。暖房も切られ、船内の温度は氷点下近くにまで下がったそうです。そんな寒さと、極限の緊張の中、基地からは乗務員を励ます言葉が何度も送られてきました。「こちらヒューストン。がんばれ、乗組員の諸君。君たちはいま、熱いコーヒーへの道を歩いているんだ」。アポロ13号の乗組員たちは、地球で彼らの帰りを待っている家族や愛する人、そして一杯の熱いコーヒーをこころの支えにしてがんばったのです。このお話は、後に『アポロ』という作品に映画化されました。