☆暦の上では春が近いとはいえ、外はまだまだ寒い冬。温かなものが恋しくなります。木枯らしに肩をすぼめて帰ってくる家族や、訪ねてきてくれるお友達を、温かなコーヒーで迎えてあげてください。豊かな香りと味わいに、きっと心までほかほかになって、ホットな時間を楽しめることでしょう。

☆皆さんは「京都」という街から、どんな飲み物を連想されますか？茶道や宇治茶のイメージから、「緑茶」や「日本茶」という答えが多いのではないでしょうか。しかし意外なことに、総務省の『家計調査年報』のデータによると、京都市民のコーヒー（ココアも含む）への支出は、全国の都道府県庁所在地の中で第2位。緑茶への支出額は何と20位以下です。また、第1位は京都と同じように古都として知られる金沢市です。

☆京都の人がよくコーヒーを飲むようになった理由には、いろいろな説があります。古くから文化の中心地で、新しいものを積極的に取り入れたから。キリスト教系の学校が多く、早くから宣教師たちによってコーヒーを飲む習慣が紹介されたから。水が良くておいしいコーヒーが飲めたからなど、どれもうなずけるものです。実際、京都には1930年代創業の老舗喫茶店が多く、学生や文化人、ビジネスマンのサロンとして愛されてきました。名水をいかしたコーヒーを楽しめる店もあります。

☆1940年代になると大平洋戦争で一時期コーヒーの輸入は途絶えますが、全市的な戦火の被害を受けることがなかった京都では、終戦と共に喫茶店が再開します。60〜70年代には、学生の街、大学の街らしく、音楽喫茶も誕生し、映画や小説の舞台となった店も少なくありません。そして今も、京都の街ではカフェや和風の喫茶など、さまざまな個性の店が共存しています。コーヒー豆を購入できるお店も多く、人々は自宅でも好みの風味を楽しんでいます。キョーワズコーヒーの本社がある京都は、大のコーヒー通の街なのです。

日頃のご愛顧に感謝し、関西エリアは3月、九州エリアは4月に、恒例の「春のサンクスフェア」を開催いたします。素敵なプレゼントや計量コーヒー豆の特価販売など、充実した内容をご用意。詳細はおハガキでご案内いたします。どうぞお楽しみに！

☆原料のカカオに血液をサラサラにしたり、胃のピロリ菌を抑えるといわれるポリフェノールが豊富に含まれ、最近は健康的な食べ物として注目されているチョコレート。一般的なチョコレートのカカオ含有率は30〜40％ですが、カカオの含有率が高いビターチョコレートや、含有率70％以上のピュアチョコレートも市販されています。

☆香り高いコーヒーは、チョコレートととても相性の良い飲み物のひとつ。一般的に、チョコレートには深炒りのコーヒーがぴったりで、特に生チョコレートのトリュフなど濃厚な風味のチョコには、エスプレッソなど苦味のあるブレンドが最適です。また、カカオの率が高く苦味が強いチョコは、軽めの風味のコーヒーと合わせて、苦味を和らげるのもおすすめの食べ方です。今年のバレンタインギフトには、チョコに好相性のコーヒーをプラスしてみてはいかがでしょうか。