◎コーヒーは植樹から収穫まで4〜5年を要します。ニルマルポカリ村でも、同じ年に植樹をしても地形条件の違いで、既に収穫も始まり収入のある家、まだ収入のない家と悲喜交々です。ただし、どうか広々としたコーヒー畑を想像しないでください。村では、急峻な山の狭い棚田のような庭先に樹を植えているのです。村中総動員での水やりも大変な作業です。国際協力事業団(JICA)の支援で水供給のインフラは多少改善されましたが、すべての畑はまかなえず、「福岡・ネパール児童教育振興会」振興会は、これらインフラ整備の支援も行なっています。
◎村人が待ち望んでいた収穫は、一部の地区で2年ほど前から始まりました。今年1月中旬、農家の庭先には赤く熟したコーヒーが実を付け、赤い皮を除去したコーヒーが干されていました。まんべんなく太陽が当たるようコーヒー豆を混ぜ返す老婆、思わず「ダンネバード(ありがとう) 」と声をかけました。もっとも、こんな順調な農家はまれで、まだまだ手を貸さねばならない農家の方が多いのです。
◎村はコーヒー栽培に適した地形や気象条件に恵まれています。日中は太陽の恵みを一杯に浴び、夜はヒマラヤの冷気を受け、独特な味のコーヒーを作り出します。
◎宿から眺める村の景色、点在する農家の明かり、決して明るくはありませんが温かみを感じます。明日もまた子供たちに会おう、そして、ナマステ(こんにちわ)と声をかけよう。子供たちが安心して勉強できるようコーヒー栽培のお手伝いをしよう と考えながら「湯たんぽ」が入ったベッドに潜りました。
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ネパール・
ヒマラヤンアラビカ
(150g)…1,050円
※計量販売もしております。一部取扱いのない店舗もございます。 |