☆「ポーラ美術館」は、箱根仙石原の森の中に築かれた美しいガラス張りの美術館です。
豊かな自然が残り、国立公園内に位置する仙石原の素晴らしい環境を損なわないよう、建物の地上部分の高さは8ｍに抑えられ、ほとんどが地下に築かれています。森の中に渡された細長いアプローチブリッジから、ガラス張りのエントランスホールに入ると、目の前には雄大な景色が広がり、例年、11月上旬から下旬の紅葉の時季には、紅く染まる森の景色を堪能することができます。
☆美術館に収蔵されているのは、ポーラグループのオーナーだった鈴木常司氏が数十年にわたって収集した約9,500点にも及ぶ美術作品。コレクションの中核は、19世紀フランス印象派やエコール・ド・パリなどの西洋絵画400点で、モネやルノワールの作品もあります。また、日本の洋画、日本画、東洋陶磁、日本の近現代陶磁、ガラス工芸、化粧道具なども多数展示されています。
展示室の照明は印象派の絵画がいちばん美しく見えるといわれる“7月のパリの夕暮れ”の光に近いように調整され、空間に奥行きを与える間接照明と作品を鑑賞するための最新の光ファイバーが採用されています。

次回は東京六本木の「森美術館」を訪ねます。

☆読書に最適の季節。お気に入りのコーヒーをおともにページを繰るという方も多いのではないでしょうか。
読書は脳全体を刺激し、脳の老化防止に効果があるといわれています。
さらに、コーヒーを味わいながら本を読むと、コーヒーに含まれるカフェインの作用で脳の血流量が増加するので、いっそう脳の活性化が期待できそうです。
コーヒーに砂糖を入れたり、甘いものを一緒に食べたりすると、脳の唯一のエネルギー源のブドウ糖も補給できます。
☆カフェインをしっかり抽出するためには、中炒りのコーヒー豆を使って濃いめに淹れるのがコツ。
また、お菓子の種類によって相性のよいコーヒーは異なりますが、栗、かぼちゃ、サツマイモなど、季節の素材を使ったほっこり系のお菓子には中深炒りのコーヒーがおすすめです。
ただし、くれぐれも食べ過ぎにはご用心を。