コスタリカは中米に位置する小さな国ですが、火山が多く、火山灰性の豊かな土壌と高い山がもたらす冷涼な気候などコーヒー栽培に最適な条件がそろっています。特に近年では、栽培や精製方法に工夫を凝らし、少量・高品質のスペシャルティコーヒーの業界で注目を集めている国です。
そのコスタリカで初めて開催された「カップ・オブ・エクセレンス」。今年収穫された最高のコーヒーを決めるために、全国からコーヒー豆を募り、国内・国際審判員による審査が行われました。そして、「至高のコーヒー」の冠を授けられたコーヒーを今回、世界中のバイヤーが参加するインターネットオークションにて競り落とすことに成功しました。
今回、初開催で見事に栄冠を勝ち得たロテ・ランダル農園、農園主アルフレドが父とともにコーヒー栽培を始めたのはおよそ50年前。彼は、この土地に適した品種を求めて、色々な品種を試してきました。
そうした試行錯誤の末、現在、有機肥料を多くやることで、環境にもやさしい、効率的な栽培がおこなえています。しかし、彼のコーヒー栽培熱は冷めることはありません。今でも毎日、彼は素晴らしい品質のコーヒーを求め続けています。 |