サイトマップ お問い合わせ リンク プライバシーポリシー
生産者支援
フレンドシップコーヒーとは教育支援: ネパール / タンザニア ルカニ村フェアトレード


教育支援
独立行政法人国際協力機構(JICA)とキョーワズ珈琲株式会社及び
NPO法人福岡 ネパール児童教育振興会の連携プロジェクト
ネパール
ニルマルポカリ村コーヒー
農家自立育成計画

事業背景

キョーワズ珈琲は、NPO法人福岡 ネパール児童教育振興会を介し、「ネパール国カスキ郡ニルマルポカリ村コーヒー栽培による農業開発事業」を含め、コーヒー(ネパール ヒマラヤン アラビカ)販売を通じてニルマルポカリ村を支援してきました。村民がコーヒー栽培・収穫・精製・出荷までのプロセスを管理運営することで、村の活路を見出そうという動きがあり、この事業を提案しました。
生産技術能力・資金能力とも当村は不足しており、それらを補えるよう当事業にて サポートすることで、ニルマルポカリ村・周辺地域を含めた地域活性に至ると考察されます。




ニルマルポカリ村で
コーヒーの苗木の植付け指導


JICA九州国際センター所長のコメント

 ネパール「ヒマラヤン アラビカ」コーヒーは、キョーワズ珈琲株式会社及びNPO法人福岡・ネパール児童教育振興会と、独立行政法人国際協力機構(JICA)の連携により実施されているプロジェクト、JICA草の根技術協力事業「ニルマルポカリ村コーヒー農家自立育成計画」により、人々の生活向上を目指して支援している、ネパール連邦民主共和国カスキ郡ニルマルポカリ村で栽培・収穫されたコーヒーです。

 日本人の持つ細やかなコーヒー栽培の知識と技術を現地の人々に伝え、より質の高いコーヒーを生産し、収穫されたコーヒー豆はキョーワズ珈琲株式会社を通して日本のコーヒー愛飲家の手元に届けられます。

 この技術協力及び安定した販売ルートの確立は、ニルマルポカリ村の人々の収入・生活向上に役立ち、更に子どもたちの就学や健康において、大きく貢献することが期待されています。

 皆様に味わっていただく「ニルマルポカリ村産」1杯のコーヒーが、日本とネパールの協力の輪として広がっていきますよう、祈念しております。

独立行政法人国際協力機構(JICA)
九州国際センター 所長
勝田 幸秀

在日ネパール大使からのレター「日本のコーヒー愛好家の皆様へ」

自然の恵みを受けたネパールのコーヒー

 ネパールコーヒー栽培の歴史は浅く、悲劇の王様、ビレンドラ国王の奨めで20年ほど前にネパール西方地域にコーヒーの苗木が植栽されました。ただ、そのコーヒーの樹は観賞用として存在しただけでした。
 2001年6月、不幸な出来事により国王は逝去されましたが、王様が残したコーヒーのDNAは、今、ネパールの財産になろうとしています。
 1997年、福岡にあるNPOが起こしたニルマルポカリ村での教育支援は、学校の設立から始まりました。

 この支援は、財政的に恵まれた村ではないニルマルポカリ村を、教育に留まらず、支援に頼らず、広く村人の自立を促したもので、自らが自立し子供たちの教育資金を稼ぐことにありました。
 そして2003年、弊社も加わり村で本格的なコーヒー樹の植栽がスタート。それから6年後には、村人の努力と、福岡児童教育振興会の手厚い支援で収穫の秋を迎えるとともに、子供たちも大きく成長しました。
 コーヒーの実る季節、高度1300m の村は太陽の恵みをいっぱいに受け、夜はヒマラヤの厳しい冷気をうけるこの自然環境が、ヒマラヤンアラビカコーヒーの素晴らしいハーモニーを醸しだしています。


ニルマルポカリ村の
各コーヒー農家の調査とリスト作り

更に2014年から5年間「JICA草の根技術支援」と連携し、村の活性化に向けた支援に着手しました。
 世界の屋根、エベレストをはじめ8000mの山々を数多く擁すネパールですが、資源は乏しく豊かとは言えません。キョーワズ珈琲は、生産者が生産・生計を維持できるフエア・トレード精神に則り、「1杯のコーヒーがネパールの子供の笑顔に」を目指し、子どもたちの教育支援を続けます。

キョーワズ珈琲株式会社 京都・福岡

概要と活動内容

概要

事業対象地域:カスキ郡ニルマルポカリ村
事業期間:2014年1月 〜 2019年1月
事業実施団体:本邦団体
       キョーワズ珈琲株式会社・NPO法人福岡 ネパール児童教育振興会
       現地団体
       Kaski District Coffee Producers Association (DCPA)
事業の目的:ニルマルポカリ村コーヒー農業協同組合を中心として生産者が自主的、
      自立的にコーヒー生産活動を行うこと
受益者層:ニルマルポカリ村のコーヒー農家 約280世帯

主な活動内容

  • ニルマルポカリ村コーヒー生産の
    現状と課題調査
  • コーヒー産地に適切な成育環境の指導
  • 効率的なコーヒー生産方法のセミナー開催
  • 各農家へのモニタリング
  • 組合オリエンテーション
  • 農民グループの形成・トレーニング
  • 各グループ代表者による準備委員会の設置

現場の様子

プロジェクトの趣旨


レッドチェリーのパルピング風景

 一般的にアラビカコーヒーは、標高800m〜1800mが栽培適地と言われています。ネパールは、コーヒー栽培に適する標高(800m〜1800m)に恵まれ、寒暖の差があります。その条件に沿ったカスキ郡ニルマルポカリ村は、コーヒー栽培に恵まれています。
 ネパール国では、15年〜20年前に他国の支援により幾らか植付けられたコーヒーの木が、栽培方法を知らないが為に、巨木になり低品質や収穫量の少ない物が随所に見られ、このままでは今後のコーヒー栽培の行く末を示している。
 コーヒー栽培適地のカスキ地域で、世界的に通用するコーヒー栽培を行ってほしいと思い、この提案をしました。
  コーヒーの木は一度実を着けた所は翌年は実がほとんど着かない性質があり、幹から新しい枝を作り、結実させる作業を繰り返して行かねばなりません。それ を知らないと木は実をつける為に枝が先へ先へと伸び幹から外れて栄養状況の悪い実が着き、収穫はできるものの、土地効率も悪く、高木になり過ぎ、収穫もままならない木になります。
 今後、適切にコーヒー栽培をして行くためには、この限られた土地で効率の良い換金作物にして行く必要が有ると思います。手入れ次第で、毎年元気な実をつけ収穫されると考えられます。
 今事業に於いて、組合を設立し、組織化をはかる事で、収穫・選別等の作業により、若者や女性へ賃金として労働力が還元されていく。 ついてはコーヒー生産農民が、適切な栽培方法を学び、効率の良い収穫量の確保と均一化した品質の管理をし、換金率の高いグレードのグリーンビーンズ生産迄の作業が出来る環境にしたいと思います。

キョーワズ珈琲株式会社 福岡支店
福田 光孝


整備して植え付けられたコーヒーの木
(枯れて見えるのは、太陽の強い日差しから苗を守るシェードツリー、その下に元気に苗が育っています。)
 
ページTOPへ


copyright