ふわふわ、とろ〜り、コーヒーにもgood!!
ホワイトデーにマシュマロを贈るという習慣は1970年代に九州で始まったそうです。日本ではそのまま食べるのが一般的ですが、アメリカでは串に刺してキャンプファイアーの火などで焼いて食べることも多く、スヌーピーの漫画にもマシュマロを焼くシーンが登場します。焼いてとろとろになったマシュマロの風味は格別。コーヒーとの相性も良いので、一度お試しください。

☆コーヒー好きの文豪というと最初に名が挙がるのは、フランスの哲学者・作家のヴォルテール(1694〜1778)と小説家のバルザック(1799〜1850)ではないでしょうか。ヴォルテールは18世紀を代表する啓蒙主義の思想家で、当時の封建制と専制政治を批判して度々投獄された経験を持ちます。

哲学書や歴史書のほか、『百科全書』の執筆にも参加。小説、詩、戯曲といった幅広い文学作品も手がけ、多くの著書を残しています。コーヒー愛飲者としても名高く、亡くなるまで毎日60杯ものコーヒーを飲んで創作に専念したそうです。周りの人が、そんなにたくさん飲んでは体に悪いのではと言葉をかけたときも、「もう何十年も同じことをいわれている。でも、私は80年間もコーヒーを飲み続けているけれど、何ともないよ」と答えたそうです。ヴォルテールは84歳で亡くなっているのでこのエピソードには多少の誇張はあるのでしょうが、彼が大のコーヒー党であったこと、晩年もかくしゃくとして旺盛に創作を続けたことは間違いないようです。

☆一方、バルザックは近代のリアリズム文学を代表する作家で、当時のフランス社会に生きるさまざまな階層の人々を描いた大作『人間喜劇』でよく知られています。彼の生涯を記したある伝記にはこんな描写があります。「バルザックは激しく仕事をこなした。夕方6時に床に就いて12時まで眠り、その後は起きてほとんどぶっ続けで仕事をこなした。その間、自分を刺激するためにコーヒーを飲むのが習慣だった。」彼は非常に濃いコーヒーを好み、1日に80杯も飲んだといわれています。バルザックのコーヒー論には、彼がどれほどコーヒーを愛し、その力を信じ、そして必要としていたかを理解させる言葉が綴られています。「諸君の胃袋の中にこの香り高い飲み物が入ると、(中略) 記憶は風のように駆け戻り、頭脳の論理的な働きは騎兵隊のように展開する。ウィットはたちまちでき上がり、原稿用紙は名文に充ちることであろう。」

 
コーヒー派のためのお菓子百科 その51 きびだんご 岡山県など

岡山名物として知られ、諸説はありますが岡山市の吉備津神社のお土産がルーツとされています。『桃太郎』に登場する「黍(きび)団子」と直接の関係はないそうですが、日清戦争の際に桃太郎の紛争をした菓子商が凱旋兵士のおみやげとして売り出し、鬼退治のイメージから人気を呼んだそうです。餅粉に黍の粉やきな粉を混ぜて小さな円形にしたもので、最近は岡山名産のマスカットや桃のシロップを包み込んだものも市販されています。

珈琲Q&A
ラテ・アートってかわいいですね。

「ラテ・アート」は、泡立てたミルクやココアパウダーなどを使ってエスプレッソコーヒーの上にさまざまな図柄を描くことです。そのデザイン性やアート性に注目が集まったことから、ラテアートの世界的な大会が開催され、最近は日本人バリスタが優勝を飾ることもあります。また、インターネットの動画サイトでラテ・アートの描き方を紹介する動画が人気を呼ぶなど、個人で挑戦する人も増えています。


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発行:2014年03月1日
編集:キョーワズ珈琲 本社企画室
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